皆さんこんにちは! 株式会社龍栄、更新担当の那須です。
本日は「建築メンテナンス講座」として、 「住まいを長持ちさせるための年間メンテナンススケジュール」についてお届けします。
建物は定期的な手入れを行うことで、寿命を延ばすことができます。とはいえ、どの時期に何をすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
今回は、季節ごとに行うべきメンテナンスポイントを整理してご紹介します。
◆ 春(3〜5月)
- 外壁や屋根の点検・清掃 冬の寒さで劣化が進んでいる可能性があります。ひび割れや塗装の剥がれがないか確認しましょう。
- 雨樋や排水口の清掃 春の長雨前に、落ち葉やゴミを取り除いておくことで詰まりによる水漏れを防ぎます。
- 基礎部分のチェック 地盤の凍結・融解によって基礎にひびが入っていないかを確認します。
◆ 夏(6〜8月)
- 床下や換気口の通気状態確認 湿気が多くなる季節。カビやシロアリ対策として、床下の通風を確保することが重要です。
- 屋根裏の点検 熱がこもりやすい場所なので、断熱材の劣化や小動物の侵入跡などがないかチェックしましょう。
- 遮熱・断熱対策 窓ガラスの遮熱フィルムや日除けの設置で室温上昇を防ぎ、空調効率を高めます。
◆ 秋(9〜11月)
- 外構や庭の手入れ 落ち葉の掃除や雑草の処理を行い、雨樋や排水への詰まりを予防します。
- 防水工事・塗装の再確認 台風シーズンが過ぎた後、外壁や屋根の傷みをチェックし、必要に応じて補修しましょう。
- 窓やドアの建て付け確認 寒くなる前に、隙間風を防ぐための調整やシーリング補修を行います。
◆ 冬(12〜2月)
- 水道管の凍結対策 屋外の配管に保温材を巻いたり、水抜きをしたりして凍結・破裂を防ぎます。
- 室内の換気と湿度管理 結露防止やカビ対策として、定期的な換気と加湿器の使用バランスに気をつけましょう。
- 暖房設備の点検・清掃 エアコンやストーブのフィルター掃除を行い、安全かつ効率的な使用ができるようにします。
◆ 年間を通して意識したいこと
- 定期的な専門業者による点検 雨漏り・防水・シロアリなど、専門的な知識が必要な項目はプロに任せましょう。
- 記録をつける メンテナンスの実施日や内容を記録しておくと、次回の管理がしやすくなります。
- 「気づいたらすぐ対応」の習慣 小さな不具合も放置せず、早めに対処することが大規模な修繕を防ぐカギです。
季節ごとに行うべきメンテナンスを習慣にすることで、住まいの寿命を延ばし、快適な生活を保つことができます。
次回は「DIYでできる簡単メンテナンス」についてお届けする予定です。ご家庭で手軽にできる補修や掃除のテクニックをご紹介しますので、お楽しみに!
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