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月別アーカイブ: 2025年8月

防水工事の工法・施工手順・未来展望

皆さんこんにちは!

 

東京都葛飾区を拠点に防水・シーリング工事を手掛けている

株式会社龍栄、更新担当の富山です。

 

 

防水工事の工法・施工手順・未来展望

 

 


1 .防水工事の主な工法

 

防水工事には複数の工法があり、施工対象や環境条件に応じて使い分けられます。

  • ウレタン防水:液状のウレタンを塗布し、防水膜を形成。複雑な形状に対応可能。

  • FRP防水:ガラス繊維を混ぜ込んだ強靭な防水層を形成。軽量で耐久性が高い。

  • シート防水:塩ビやゴムシートを貼る工法。施工が早く、大面積に有効。

  • アスファルト防水:歴史ある工法で強度が高い。ビルや公共施設で採用。

  • セメント系防水:密着性が強く、地下や水槽などで用いられる。


2. 施工手順の流れ

 

防水工事は以下の手順で進められます。

  1. 現地調査:ひび割れや水の侵入箇所を確認。必要に応じて散水試験を実施。

  2. 下地処理:古い塗膜や汚れを除去。これを怠ると防水層が早期剥離。

  3. プライマー塗布:防水材との密着性を高めるため、下地に下塗りを行う。

  4. 防水材施工:ウレタン塗布やシート貼りなど、選定工法に基づき防水層を形成。

  5. トップコート仕上げ:紫外線や摩耗から防水層を守る保護層を塗布。

 

この工程を丁寧に行うことで、10年以上の耐久性を確保することができます。


3. 防水工事の効果と役割

 

防水工事は単なる雨漏り対策にとどまらず、建物全体に大きな恩恵を与えます。

  • 建物の寿命を延ばす

  • カビや湿気を防ぎ、快適な住環境を維持

  • 資産価値の保持

  • 省エネルギー性能の向上(遮熱・断熱効果)


4. 防水工事における課題

 

一方で、以下のような課題も存在します。

  • 施工不良のリスク:下地処理不足や材料の選定ミスで短期間に劣化する可能性。

  • コスト負担:工法によって価格差が大きく、建物オーナーにとって費用計画が重要。

  • メンテナンス必須:10~15年を目安に再施工や補修が必要。


5. 最新技術と未来展望

 

近年、防水工事の分野にも革新が進んでいます。

  • IoTセンサーの導入:防水層内部の湿度や浸水をリアルタイムで監視。

  • 自己修復型防水材:小さなひび割れを自動で塞ぐ新素材が開発中。

  • 環境対応型工法:水性塗料やリサイクル材を使った環境配慮型工法が普及。

  • 災害対策防水:地震や洪水に耐える柔軟性・強靭性を兼ね備えた防水材が登場。


6. まとめ

 

防水工事は「建物を水から守る」だけでなく、耐久性・資産価値・快適性・環境性能を維持するために欠かせません。


今後はIoTや新素材の進化により、防水工事はより高性能・省エネ・持続可能なものへと進化していくでしょう。

建物を長く安全に使うためには、適切な工法の選択、丁寧な施工、そして定期的なメンテナンスが不可欠です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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防水工事の基礎と法規制、そして施工対象

皆さんこんにちは!

 

東京都葛飾区を拠点に防水・シーリング工事を手掛けている

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防水工事の基礎と法規制、そして施工対象

 


1. 防水工事とは

 

防水工事とは、建物内部に雨水や地下水が侵入するのを防ぐための施工を指します。

屋根、屋上、ベランダ、外壁、地下室、浴室といった、水の影響を受けやすい部分に行われ、建物の寿命や安全性を大きく左右します。


特に日本は四季があり、梅雨や台風、大雪など気候変動も激しいため、防水性能の確保は建築物にとって最重要課題の一つです。


2. 防水工事の必要性

 

建物に水が浸入すると、内部の木材や鉄筋が腐食・錆びを起こし、建物強度が低下します。

さらに室内環境にカビや湿気をもたらし、住環境の悪化や健康被害を招く恐れもあります。


また、漏水による修繕費用は膨大になる場合があり、初期の防水工事や定期メンテナンスを適切に行うことが、結果的にコスト削減につながります。


3. 防水工事の歴史的背景

 

古代メソポタミアやエジプト文明では、アスファルトや粘土が防水材として利用されていました。

日本でも漆や柿渋など自然素材を活用した簡易防水が行われてきました。


現代ではウレタン防水やFRP防水、シート防水など、科学技術の進歩によって高性能な工法が普及しています。


4. 防水工事と建築基準法

 

建築基準法および関連する法規定では、建物の安全性と耐久性を確保するため、防水性能の維持が義務付けられています。


特に以下の点が重要です。

  • 屋上や屋根の防水:降雨時に大量の水が集中するため、浸水防止措置が必須。

  • 地下構造物の防水:地下水や地盤水位の影響を受けやすく、耐水設計が厳格に定められている。

  • バルコニー・ベランダの防水:共用部分であり、雨漏りが室内や下階に影響するため規制が強い。

 

これらの基準は、建築確認申請や竣工検査でもチェックされ、不適合があれば使用許可が下りない場合もあります。


5. 防水工事の施工対象

 

防水工事が必要となる部位は建物全体に及びますが、特に以下の箇所が重点対象です。

  • 屋上:最も雨水の影響を受けやすく、劣化が進みやすい。ウレタン防水やシート防水が主流。

  • ベランダ:日常的に雨水が溜まりやすいため、FRP防水など耐久性の高い工法が適用される。

  • 外壁:ヘアクラック(細かいひび割れ)からの浸水を防ぐため、塗膜防水やシーリング工事が行われる。

  • 地下室:地盤の水圧や湿気対策として、セメント系防水やアスファルト防水が用いられる。

  • 浴室・水回り:水を常に使用するため、完全な防水層が不可欠。特殊な防水シートや防水モルタルを施工する。

 

部位ごとに適切な工法を選ぶことが、建物の健全性を守る最大のポイントです。


6. まとめ

 

ここまで、防水工事の基礎知識、建築基準法との関係、そして施工対象の概要を紹介しました。


防水工事は「目に見えにくい裏方の工事」ですが、実は建物の寿命や安全性を左右する極めて重要な工種です。

次回は、具体的な工法の種類、施工手順、そして将来の展望についてさらに掘り下げてご紹介します。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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