
皆さんこんにちは! 株式会社龍栄、更新担当の岡です。
今回の「建築メンテナンス講座」第3回では、「雨漏りの原因と対策」についてお届けします。 雨漏りは、建物の安全性や快適性を大きく損なう問題であり、早期発見と正しい対策が非常に重要です。
雨漏りは一見すると小さなトラブルのように見えますが、放置すると構造部分の腐食やカビの発生、電気設備への影響など、住まいや生活に大きな被害を及ぼす可能性があります。この記事では、よくある雨漏りの原因とその対策、そして日常的にできる予防法について詳しく解説します。
◆ 雨漏りが起こる主な原因
【屋根の劣化・破損】
・屋根は風雨や紫外線にさらされており、最も劣化が進みやすい箇所の一つです。
・屋根材のひび割れ、ズレ、破損によって雨水が侵入しやすくなります。
・特に台風や強風の後は、屋根の状態を自分で確認するか、業者に依頼して点検することをおすすめします。
【外壁のひび割れ】
・モルタルやコンクリートの外壁にできた小さなひびからでも、雨水は浸入してしまいます。
・ひび割れが進行すると、外壁の内部にまで浸水し、建物の基礎部分にまで影響を与えることがあります。
・放置せず、小さな亀裂も見逃さず早期に補修することが大切です。
【シーリング材の劣化】
・窓枠や外壁の目地に使われるシーリング材は、紫外線や経年劣化によりひび割れや剥離
が生じます。
・劣化が進むと、隙間から水が入り込むようになり、雨漏りの原因となります。
・おおよそ10年前後で打ち替えが必要になるため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
【ベランダ・バルコニーの防水不良】
・ベランダやバルコニーの防水層が劣化していたり、排水口が詰まっていたりすると、水たまりが発生しやすくなります。
・そこから水が建物内部に浸透し、階下への漏水トラブルになることもあります。
・定期的に清掃を行い、防水層の再施工時期を見極めることが重要です。
◆ 雨漏りの対策と予防法
・定期点検の実施: 屋根、外壁、ベランダなどの点検を年1〜2回の頻度で実施し、ひび割れや劣化を早期に発見しましょう。
・早めの補修工事: 小さなトラブルでも放置せず、発見したらすぐに補修することが被害の拡大を防ぐポイントです。
・防水工事の再施工: 防水層の耐用年数(約10〜15年)を過ぎている場合は、全面的な再施工を検討する必要があります。 特に古い建物では、下地からの劣化も考慮して丁寧な診断が必要です。
・専門業者への相談: 状況の判断が難しい場合や、高所の点検が必要な場合は、信頼できる専門業者に依頼するのが最も安心・確実です。
また、雨漏りが発生した際には応急処置だけで済ませず、根本原因をしっかり調査して恒久的な対策を取ることが、再発防止につながります。
雨漏りは建物の寿命を左右する重要な問題です。日頃の点検と早めの対応が、住まいの資産価値を守り、快適な生活環境を維持するカギとなります。
次回は「外壁塗装の必要性とタイミング」についてお届けします。 建物の美観を保つだけでなく、耐久性を向上させるためにも大切な外壁塗装の役割を、わかりやすくご紹介します。ぜひお楽しみに!
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