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皆さんこんにちは! 株式会社龍栄、更新担当の岡です。
本日は「建築メンテナンス講座」第4回として、「外壁塗装の必要性とタイミング」についてお届けします。 建物の見た目を美しく保つだけでなく、建物自体を長く守るためにも外壁塗装は欠かせません。
外壁塗装には、見た目の美しさを保つ「美観」の役割と、風雨や紫外線などの自然環境から建物を守る「保護」の役割があります。 これらの機能がきちんと果たされていないと、外壁が劣化し、最終的には建物全体の寿命を縮めてしまうことにもなります。
◆ 外壁塗装が必要な理由
【防水性の確保】
外壁の塗膜には、雨水をはじき外壁内部に浸透させないという大切な役割があります。塗膜が劣化すると、雨水が染み込みやすくなり、外壁内部の断熱材や構造体にまで影響を与える恐れがあります。結果的に、雨漏りや腐食、カビの発生など深刻なトラブルに繋がることも。
【紫外線や気温変化への対策】
外壁は毎日、強い紫外線や激しい寒暖差にさらされています。これらの影響で塗膜は少しずつ劣化し、ひび割れ、変色、チョーキング(白い粉が出る現象)などが現れます。塗装によって、こうした自然のダメージから建物を守ることができます。
【美観の維持】
時間とともに塗装の色はあせ、外壁にはホコリや雨だれ、カビや苔などの汚れが付着していきます。外壁塗装を定期的に行うことで、建物の美しさを取り戻すとともに、街並みや周囲の環境に調和した外観を維持できます。
◆ 塗り替えのタイミングは?
外壁塗装のタイミングは、建物の構造、立地環境、使用されている塗料の種類によって異なりますが、一般的には10年前後が目安とされています。以下のような症状が見られたら、塗り替えを検討しましょう。
・外壁に小さなひび割れ(ヘアクラック)がある
・手で壁を触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
・カビや苔、藻が広がっている
・塗膜の剥がれや膨れが見られる
・外壁の色が明らかに褪せてきている
これらのサインを放置していると、塗膜の機能が失われて建物内部に水が入り込み、建物全体の劣化が急速に進行することになります。
◆ 塗装工事を成功させるためのポイント
塗装工事は見た目を綺麗にするだけでなく、建物の寿命を延ばすための重要な工事です。そのため、以下のポイントに注意して進めることが大切です。
・信頼できる業者を選ぶ: 実績や資格、施工事例、保証体制などをしっかり確認しましょう。適正な見積もりを提示し、疑問にも丁寧に答えてくれる業者が理想的です。
・塗料の種類と性能を把握する: 使用される塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの種類があり、それぞれ耐久性や価格が異なります。建物の条件や予算に応じて最適なものを選びましょう。
・工事前の打ち合わせを大切に: 色決めや工程の確認、近隣へのあいさつや足場の設置など、細かい部分までしっかり話し合っておくことで、安心して施工を任せられます。
外壁塗装は、定期的に行うことで建物の寿命を延ばし、トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。特に築10年以上経過している建物は、一度専門業者に診断を依頼してみるとよいでしょう。無料診断を実施している業者も多いので、まずは気軽に相談してみてください。
次回は「ベランダやバルコニーの防水メンテナンス」について解説します。 屋外で風雨にさらされるこれらのスペースも、定期的な防水チェックが必要不可欠です。 快適な住まいを維持するために知っておきたいポイントをお届けしますので、ぜひご覧ください!
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